婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

コロナ禍でも誰かが見守ってくれている

 

「〇〇警察ですが、お義母さんのことでちょっと聞きたいことが…」

その電話は、2日間煮込んだ大根を、今まさに、口に入れようとした、その瞬間に掛かってきました。

 

「娘さんですよね?」
「一緒に住んでられるのですか?」
「今、お義母さん一緒にいらっしゃいますか?」
「一緒に住んでないんですか?」と、取り付く島もなく矢継ぎ早に…

 

“こ、これは、もしや、老人が一人で暮らしているのを確認してから押し入る、ヤバイ奴では???”と、初めてのオレオレ詐欺的なものに恐ろしくなり…

 

『すみません、ちょっと夫に変わりますから』と、緊急避難的に夫へ助けを求めることに…(ぶるぶる)

 

私から何か、ただならぬもの感じた夫が用心深げに電話を代わり、その怪しげな相手と
「○○は私の母ですが」
「最近話したのは3~4日前だったと思いますが」等々話している様子。

 

『ダメだよ!ヤバイ奴だよ!』と心の中で叫びつつ、目で夫に必死で訴えてはみたものの…

 

その電話が終わると、「お母さんの車が1ヵ月以上マンションの駐車場に止まったままだったので、管理人さんが電話してみたんだけど、お母さんが電話に出ないんだって。だから警察に連絡してきたんだって」

 

あまりにも予想だにしない話で、若干パニックに…

『お義母さん大丈夫~!』

 

結論から申し上げますと、義母は全然大丈夫でした。

(すみません。ちょっとびっくりさせてごめんなさい。)

 

夫が義母にLINEをすると直ぐに連絡があり、「夢中になって韓流ドラマを見ていた」とのこと(笑)
電話も最近、何かのセールスのようなのが多かったので、知らない番号には出なくて、緊急事態宣言が出ているので車に乗るようなこともなかったとのこと。

(義母は真面目に緊急事態宣言下でstay homeして、オレオレ詐欺にも引っ掛からないように、知らない電話にはなるべく出ないようにしていただけだったのですが…笑)

 

それを聞いて『あ~よかった』と、ほっと胸をなでおろし…

慌てて、警察に電話して、説明して、誤って、非礼を詫びて、お礼を言って…

(さっきまでは、完全に詐欺系と疑っていたのに…笑)

 

その“事件?”を振り返ってみて感じたことは…

月に2~3回はゴルフに行き、韓流、日本問わず、「いつ寝てるの?」と思うぐらいの量(笑)のドラマを、65型の大画面テレビで鑑賞することを趣味としている義母も今年で80歳になります。

 

コロナ禍ということもあるのだとは思いますが…

こんな風に、マンションの管理人さんがいつも気に掛けてくれていたり、何かあったら地元の警察の人が電話してきてくれるなんて、「日本って良い国じゃん!」となんだか嬉しいような気持ちにもなりました。
(本当にありがたく感じました)

 

今回は、全く婚活とは関係ない話ですみませんでした(笑)

 

このコロナ禍で、家にいることも多く、気持ちが滅入ってくることもあるかと思いますが…

 

「どこかには、自分を見守ってくれている人がいるんだ…」と。

そんな気持ちが少しでも持てれば、あとちょっとだけ先にあるはずの明るい未来まで、頑張れるような気もしてきます。

 

 

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