猫を被る
二階堂ふみさんが出ている、求人情報検索サイトのCM。ちょっと笑っちゃいます。
池内博之さんとデートでおしゃれなバーに行くのですが、なぜか、そこには、二階堂さんの弟がアルバイトでバーテンダーをしているという設定。
弟「いつもの焼酎?」と姉に尋ねると、彼氏が驚いて
彼氏「え、お酒飲めないんじゃ…」。
姉「そうなんです」と可愛らしく。
弟「なに?そのキャラ」
姉「うるさい」と煩わしそうに。
彼氏「いつもと違うの?」と不安そうに聞くと、喰い気味に、
姉「違くない!」と、つい素が出て、オラついた感じ?で言い放ってしまいます。
マズイ!っと思って、慌てて、しなを作って、
姉「…です」と、笑顔で付け足します。
“猫を被る”というのは、どんな恋人同士でも(女性だけでなく男性も)、少なくとも付き合い始めの頃は、本能的?にしてしまうものなんだと思います。
そこから、お互いに、探り探り、徐々に徐々に“素”を出していくのかと…
でも、もし、その恋愛がそのまま「結婚」に繋がっていくのであれば、“猫を被る”なんて、そんな甘っちょろい(?)ことが、通用することはありません。
お互いに、お互いの“素”が分かっているからこそ、何年も、何十年も、一緒に生きていくことが出来る「夫婦」をやっていけるのだと思います。
ただ、間違ってはいけないことは「素を出す」というのは、「何もかもさらけ出す」ということではありません。
たとえ夫婦であっても“見せてはいけないもの”“知られてはいけないもの”は、自分一人で「墓場まで持っていく」覚悟でいなければいけません。
なんだか「火曜サスペンス」チック?に、なってしまったかもしれませんが…笑
でも、そこまでシリアスなことではなくても…
そんな覚悟を持つことも、夫婦をやっていくには必要なことかもしれません。