お見合いで「お相手を思いやる」ということ。
自分本位になってはいけない、常に相手の気持ちになって考えて、接してあげなければいけない、話してあげなければいけない、「思いやらなければいけない」
学校でも、会社でも。
誰もが子供の頃から、一度は言い聞かされてきたことだと思います。
ですが、今、婚活で悩んでいる人に、もう一度だけ考えてもらいたいことは、そんな子供の頃から言われてきた「相手を思いやること」が本当にできているのか?
ということです。
「私は、お見合いの席でも、デートでもいつも、お相手を思いやるよう心がけています…でも、なかなか上手くいかなくて…」
婚活カウンセリングをしていて、そうおっしゃる方はいます。
そうおっしゃられる方のほとんどは、本当に心の「素直」な方です。
でも、お相手を思いやる、ということが、
「いい気持にさせる」ということに、なってしまっていませんか?
たぶん、そこを多少混同していて、なかなか婚活が上手くいかない原因の一つになっているような気がします。
例えば、お見合いの1時間半、終始にこやかに、楽しくお話が出来たとします。終わった後はとてもいいお見合いだったと感じると思います。
ですが、それから数時間たって、思い返してみると、楽しかった、という漠然とした記憶は残っているかもしれませんが、結婚相手として、一人の人として、心を打つ何かが残っているでしょうか?
相手の気持ちを思いやって、その意に沿って、会話することは最低限必要です。
ですが、それから一歩進んで、本当に相手が自分に求めているものは何なのか?を考えてみて下さい。
「お見合い」というものは、今では、ちょっと特殊なものかもしれません。
ですが、今の普通の恋愛でも、常に相手のことを知りたい、という気持ちが、お相手にも、自分にも必ずあるはずです。
本当に、お相手の立場にたって考えるというのなら、ただ、にこやかで楽しい会話ができたというのではなく、たとえ、多少ぎくしゃくしたとしても、ちょっと「あれっ?」と思われたとしても、『あなた』というものを、もっと自信を持って、遠慮せず、表現することが、大切だと思います。
少なくとも婚活では、「楽しいだけの無難な時間を過ごすこと」が、お相手を思いやることではありません。
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