結婚しないという選択肢
婚活カウンセリングをしていると、
「本当に結婚したいかどうかわからなくなってきた…」と、
おっしゃる方がいらっしゃいます。
そういったケースは「交際終了」直後という状況の方がほとんどなのですが…
「結婚したい!」と思い結婚相談所へ入会され、いくつかお見合いを経て、何人かと交際へと進む。
1~2ヵ月の短い時間だったかもしれませんが「この人と結婚するのかも…」という「特殊な緊張感」の中、相手の表情の変化一つ、会話の一つ一つに神経を使う、ある意味「疲れる」交際だったはずです。
それが最終的に、自分の本意とは違う「交際終了」という形で終わってしまえば、たとえ「そういうもの」と割り切った結婚相談所での婚活とはいえ、どんな人でも「自分の未来が見えなくなる」時があるのだろうと思います
ですが、そういう気持ちを吐露されることは、私は、悪いことではないと思っています。
「誰にとっても結婚は有意義」とは、必ずしも言い切れるものではない…と、思います。
(結婚相談所という仕事でありながら、そう言うのも問題があるのかもしれませんが…)
世の中には、結婚をして幸せになった人は沢山います。
ですが、そうでない人もいます。
皆がそうだから、昔からそうだから、だから結婚しなければいけない。
そう、今まで、誰もが信じて、疑わなかったことが、実は、正しくないことなのかもかもしれません。
物事には必ず「表と裏」「光と影」があります。
どんなに幸せそうに見える人でも、少なからずの苦悩や悲しみを抱えているでしょうし、結婚して幸せそうに見える人でも、その幸せとの引き換えに、何かしらの自由を失い、少なからずの制約を受けているはずです。
何かを得るためには、何かを失わなければいけない。
“その何かを失ったとしても、自分が結婚する意味は何なのか?”
「本当に結婚したいかどうかわからなくなってきた…」と感じたら、チャンスかもしれません。
もう一度「結婚の意味」について整理できる時間を与えられた、と、考えてみて下さい。