婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

医学部受験 その後

 

2/5のブログで書いた、姪の医学部受験の結果ですが、さくら咲きました。

 

途中は、もう一年、覚悟かも…と考えたこともあったそうですが…

最後の最後で、なんとか希望していた大学に決まったそうです。

 

本人も喜びを爆発させていました。

 

中学の時から、高校、1年の浪人を経て計7年、自分のように歳をとってからの7年とは違う、まだ19年しか生きていないうちの7年です。頭が下がる思いです。

 

本当によく頑張ったね!おめでとう!

 

 

ちょっと、話は変わりますが…

 

今回、この姪がきっかけで「医学部受験」というものを、自分なりに少し勉強してみました。イー・マリッジの会員様にも医療関係者の方も多いので、今後、何かしら役に立つのではという思いもあり…

 

近年、医学部を志望する人の数はとても増えてきているそうです。

1990年代のバブルが弾けたころから徐々に、2008年のリーマンショック後から急激に、志願者が増加したそうです。

 

理由には「就職氷河期」があるそうです。

 

難関大学に入って大企業に就職しても安泰ではない。それよりは、手に職を持っていたほうがいい、できれば安定して高収入が見込める資格をとって、と、それが「医師」でした。

 

結果、成績優秀な人が多く医学部を目指すようになっていったそうです。

 

また、6年間の学費が3~4千万円かかっていた私立大学のいくつかが、大幅に学費を下げたことも、医学部全体の人気に拍車をかけたそうです(それでも最低2千万円はかかるので…十分高いですが…)

 

自分が子供の頃の記憶では、広大な駐車場に、多くの高級スポーツカーが停まっている、お金持ちの子息が通う「医大」というのをテレビか何かでみたような気がするのですが…。

今では、そういった大学も入学するのが難しく、少なくとも早稲田、慶應にいける学力は必要なのだそうです。

 

一ヶ月ぐらい前のニュースに、将来地域によっては医師不足が深刻化するとありました。

 

医学部の定員数は、1960年代以降、年々増えてきたそうですが、それでも医師不足が予測されている…

 

人の命を扱う職業なわけですから、単純に人数を増やせばいい、ということではないというのも、分かりますが…

 

でも、何か「医師不足」を解消する良い方法はないのか?と、自分自身への将来の不安も併せ…考えてしまいます。

 

なので、せめて、お医者様一人一人の「能力」や「資質」そして「志」が、高くあって欲しいと切に願う…のみということになります。

 

「成績が良いから医学部を目指す」、そういったことに一部では「批判」もあります。

 

どちらかというと、自分もそう思います。

患者側の立場からすると、ただ勉強ができた、頭がよかった、だからなったという感じの、お医者さんよりは、「JIN-仁-」の南方先生や「Dr.コトー診療所」の五島先生のような、できれば、そんな「お医者さん」に診てもらいたいと思うのが人情です。

 

とはいえ、「希少な枠をもらって医者になる勉強ができるのだから、絶対立派な医者になれ!」と、二十歳そこそこの若者に言い放つ(?)というのも酷ですし、大人として無責任なような気もします…

 

ただ、子どもの頃から、泣きたくなるような、努力をして、苦労して、大変な思いをして、医者になるための第一歩を踏み出すことができた。

そして、その思いをこれからも持ち続けていられるなら、誰もが、安心して、信頼して、診てもらえるようなお医者さんになってくれるのではと信じています。