婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

インド駐在の思い出

 

私は、2011年から2013年までの3年間、夫の赴任に伴って、インドのデリーに住んでいました。

 

インドに移る直前までいたシンガポール、その10年前にいたインドネシアのジャカルタに比べても、インドの生活は何もかもが違いました。

住環境・食事・習慣・行動範囲等々…

 

おそらく、日本人駐在員の奥様のほとんどは、インドについて聞かれると、ポジティブなことよりも、ネガティブな感想になってしまう人が多いかと思います。

私自身も、もう一度インドに住みたいか?シンガポールとインドだったらどっちが良い?と聞かれたら、「う~ん」と言葉を濁してしまうかもしれません(笑)

 

 

ですが、欧米や東南アジアとは違う独特の文化が経験できる、食事(カレー)が美味しい、休み(?)が良かった等、インド駐在の良いところもありました。

文化や、食事については、また別の機会にしますが、今日はちょっと「休み」について、話したいと思います。

 

 

あくまでも、それぞれの会社の制度に拠って違ってきますが…。

夫が勤めていた会社は、メーカーということもあって、インドの現地法人は土曜日の休みが月に1~2回しかありません。

ですので、日本の本社と休日数を合わせるため、2週間の長期休みを年間3回取ることができました。

 

単身赴任の人は、日本に一時帰国する方が多かったのですが、家族帯同の人たちは、その休みを利用して「海外旅行」に行っていました。(すでにインド自体が海外ですが…)

 

私たち夫婦も、赴任中の3年間、その休みのほとんどを「海外旅行」に費やしました。

インドは地理的に、ヨーロッパ、アフリカ、中東、インド洋の島々に近く、そういう方面に「海外旅行」するには、実はとても便利な場所です。

 

私たち夫婦が行ったところは、フランス(パリ)、スペイン(バルセロナ)、イタリア(ローマ・フィレンッエ)、トルコ(イスタンブール)、UAE(ドバイ)等々、という感じです。(1回の休みで数ヶ国まわることもありました)

 

他の駐在員の方たちが行って良かった場所として挙げていたところには、モルディブ、モロッコ、ヨルダン、オマーンなどがありました。

 

 

私たちが、ハマった場所はパリです(分かり易い、お上りさんでスミマセン!)

3年間で5回ほど、その長期休みを、パリで過ごしました。

初めは普通にホテルに泊まっていたのですが、パリは短期で借りられるアパルトマンが多く、その方がより「パリ生活気分」が味わえると思って、オペラ座周辺、シャンゼリゼから一つ通りを入ったところ、凱旋門の裏側、サンジェルマンデプレのカフェ近く…と、その時々で、場所を変えて滞在していました。

その2週間の滞在中は、これといった計画はしないで、一日中ただ街を歩いてみたり、美術館を回ってみたり、フラワーアレンジントの教室に通ったり(これは私だけですが)、また、パリから一時間くらい電車に乗って、大聖堂が有名なシャルトルやランス、アミアンなどの郊外の町に、ふらっと行ってみたりと、そんな感じで過ごしていました。

 

それは、雑多なインドの生活を忘れさせてくれる時間でした。

 

 

海外駐在の方との結婚を希望される方の中には、できれば欧米が…、アジアだったら、香港かシンガポールなら…という方もいらっしゃいます。

 

あくまでも、それぞれの会社の制度に拠りますが、インドのように「ちょっと生活が大変そう…」と想像できるような国に駐在している人たちの方が、実はそんな「特典」があることもあります。

 

「その国はちょっと…」と初めから決めつけないで、一度くらいは、会って話してみてもいいかもしれませんよ。

会社の「特典」だけでなく、もっと、ずっと、価値のある「運命の出会い」という特典があるかもしれません。

 

 


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