感性をアップデートし続ける
作曲家の筒美京平さんが亡くなられました。
筒美京平さんが作られた曲は、古くは、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」、ジャニーズだと、近藤真彦さんの「スニーカーブルース」、少年隊の「仮面舞踏会」、アイドルでは、C-C-Bの「ロマンティックが止まらない」、小泉今日子さんの「なんてたってアイドル」、ここ10年ぐらいだと、山崎育三郎さんや、タッキー&翼にも提供されています。
(ほんの一例です。他にも、もの凄く多くの有名曲を作られていることを知り、あらためて驚かされました)
そして、もう一つ驚いたのは、筒美さんは、私の親と、ほぼ同世代ということでした。
私の親も、筒美さん(昭和15年生まれ)と同じく、まさに戦前、戦中の世代で。
それなのに…「なぜ、“感性”がこんなに違うのか?」と。
たぶん(間違いなく)、私の親は、「ブルーライトヨコハマ」で止まっていて…笑
「仮面舞踏会」なんかは、「それは若者の歌でしょ」という感覚だったのだろうと…
(今のように、配信で音楽を聴けるわけでもありませんし、ネットも無かったわけですから、興味を持って、自らの意志で、テレビを見たり、音楽番組をチェックしなければ、「若者の歌」(=カテゴリー外)という認識になってしまう時代だったとは思いますが…)
昨今は、「人生100年時代」とも言われていますから…
できるだけ、「若い感性」を持ち続けていられることは、最期まで楽しく生きるコツの一つになるのかと…
その時代の最先端を肌で感じていなければできない、筒美さんのようなプロの作曲家ではないので、なかなか、そう簡単ではないのかもしれませんが…
でも、無理に「若ぶる」必要もなければ、敢えて「老いぶる?」必要もなくて。
なんだか、そんな風にも考えさせてもらえました(合掌)