婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

結婚とは、ご縁とは

 

もう4~5年前の話ですが…

入会説明に来られた女性の方に、「もし、この相談所に入会したら、婚活は自分の思う通りにやらせてもらえますか?もっとお見合いをしたほうがいいとか、交際中の助言とかは、一切しないでいただけますか?」と言われました。

いきなりだったので、ちょっと面食らったのですが…

 

なぜ、そうおっしゃるのかを、お尋ねしたところ、以前、ある結婚相談所で婚活をした経験があり、その時のカウンセラーさんのサポートが “熱すぎて” なんだかいつも “追われている” ようで、“辛かった” とのこと。

 

だけど “どうしても結婚はしたいと思っている” ということでした。

 

そういった “条件” 付きで入会を希望される方は、実は初めてでしたが、
「そういう考え方もあるのかも…」とも思い、結婚相談所の “管理” に関わる、活動中の “状況報告” は必ずしていただくということだけはご了解いただき、ご入会していただくことになりました。

 

実際活動を始められると、その方は、子供の頃に父親の転勤でインドネシアに住んでいたりと  “共通の話題” もあったので、婚活の “核心” 以外の部分については、かなり密にコミュニケーションを取るようになっていました。

 

また、きっちり、律義に、「状況報告」もしていただいたので、むしろ、こちらが “楽” させてもらったぐらいで…(笑)

 

そんな感じで、1年ちょっと過ぎたある日、その方から「結婚が決まったので退会したい」との連絡がありました。

 

数か月前、親戚の勧めで、お見合いをした人と結婚するとのことでした。

 

結婚相談所の担当カウンセラーとしては、正直複雑な思いもありましたが…

でも、1年ちょっと、婚活カウンセラーと会員様でありながら、「婚活」には一切触れないという、“特殊な関係” を保ちながらも密なコミュニケ―ションを続けてきたからなのか…

なんだか年の離れた妹が結婚したような、ただただ “幸せになって欲しい” といった、そんな気持ちになったことを覚えています。

 

その話は、結婚相談所としては、“役に立てなかった” という話なのですが…

“結婚とは”、“ご縁とは” を、あらためて考えさせられる出来事でした。