海外駐在員の婚活を応援します

朝ドラ「エール」で学ぶ恋愛コミュニケーション

 

NHKの朝ドラ「エール」が、コロナの影響で4月から撮影をストップしていたので、先週からは、第1話からの再放送になっています。

「早く続きが見たい!」という思いが、募るばかりですが、こればかりは、致し方ないと…悲。

 

「エール」の主人公の小山裕一(窪田正孝)と、ヒロインの関内音(二階堂ふみ)は、音が裕一にファンレターを出したのをきっかけに文通が始まり、そして初めて裕一が音に会いに行った時に、プロポーズして結婚します。
(正確には、いきなり音のお母さんに「娘さんと結婚させて下さい!」と言うのですが…)

 

現代の感覚だと、いくらなんでも、実質一度も会ったことがない男女が、会っていきなり結婚を決めるなんて、「そんなことは可能なのだろうか?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか…
(私もそう思います)

 

ただ、この裕一と音の結婚までのプロセスの、一つキーになるものとして「文通」というものがあって…

 

裕一が、音楽の道に進むか、家業を継ぐかの人生の岐路に立って、苦悩している時に、それを「文通」という手段で、励まし、支え、そしてお互いの心が通い合っていって。

それは、リアルなデートを重ねていくことで得られるものとは、ちょっと違う、会えない分の、心の高まりが圧縮されて、密度が大きくなって、そして爆発するといった、そんな愛の育み方だったのではないだろうかと…

 

結婚相談所では、お見合いから3ヵ月、長くて6ヵ月の内に成婚される方がほとんどです。

 

海外駐在員の会員様が多い、イー・マリッジでは、
お見合いで会って「交際」になって、次の日にデートして、一度赴任地へ戻って、
そして1ヵ月後に一時帰国した時に「真剣交際」に入って、
またその1ヵ月後に一時帰国した時に「成婚」する…といった、そういった方たちを沢山見てきました。

実質、直接会ったのは、成婚までの間に3~4回といったところです。

 

「えっ?なんで、それで結婚を決められるの?」と思われるかもしれませんが…

 

それはまさに、裕一と音のケースと一緒で、現代の「文通」とも言えるメール、LINE、Skype等々で、十分、結婚を決意するに至る、愛の育みが可能だったからなのだと思います。

 

決して「会って、デートを重ねて、少しづつ、愛を育んでいく」ということが、悪いわけでも、回り道だというわけでもありません。

 

ですが、今の恋愛・婚活は、ある意味、裕一と音の時代に近いところもあるというか…

裕一と音の時代の「文通」を、よりパワーアップしたツールが沢山あって、またそれを、誰もが、恋愛や婚活のキーになるツールとして普通に使う「風土」が醸成されている気がします。

 

LINEやSkype等は、お互いの奥の部分まで知り合い、分かり合うことができ、愛を育める、現代における「最強の文通」なのだと思います。

 

今も昔も、結婚を決意できるほどの「愛」を育むものは、目で見て、肌で感じて、息遣いを感じて、といったリアルなものだけでなく、脳内で感じる心の高まりの部分も、かなり大きいのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

朝ドラ「エール」で学ぶ恋愛コミュニケーション