婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

無償の愛

 

無償の愛という言葉には明確な語源はないそうですが、キリスト教に出てくる「アガペー」(無償の愛)からの派生だと言われています。 神様が人間を愛することで何か利益を得ることはないにも関わらず、誰にでも平等に愛を与えてくれる、そんな「見返りを求めない愛」のことだそうです。

 

で、あるとしたら…

男女の間に「無償の愛」というものは存在するでしょうか?

 

 

いきなり、現実的な話になりますが…

 

「この人可愛い!/カッコイイ!」と思った相手と、初めてのデートに行きます。

 

男性は、オシャレなレストランを予約し女性に御馳走します。

女性は、甲斐甲斐しくサラダを取り分けたり、男性の飲み物の気遣いをしたりします。

 

それは、普通の健康的な男女なら、ごく自然の行為で、どんな人でも良い印象を持っている相手、ましてや淡い恋心を抱いている相手なら、少しでも、自分に良い印象を持って貰おうと、頑張るものです。

 

それは、すべてが「打算的」とか、「下心」といった「恣意的」なものではないはずですが、「無償の愛」かと言えば…そこまでは言えないのだと思います。

 

どうしても、その先には「自分を愛して欲しい」という「見返り」の気持ちがあるからです。

 

 

考えてみれば、あたり前のことで…、

私たちは、神様でも聖人君子でもないのですから、この現実の世界で生きている限り「見返り」を求めないことなんて、何一つ無いのかもしれません。

 

 

でも、相手と自分を分けて考えるのではなく、「相手と自分は同一」なもの、「相手の喜びは自分の喜び」と考えられるのであれば、

 

例えば、ご飯を奢ってあげて、気を遣ってあげて、それによって、相手が喜んでくれること、ただそれだけが「自分の喜び」と心から思えるのであれば、

 

もしかしたら、それは「無償の愛」に近いものなのかもしれません。

 

 

 

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