最高のラブレター
昨日、2019プロ野球が開幕しました!
我がベイスターズも勝利!
エース今永投手が8回無失点11奪三振、日本の4番筒香選手がホームラン含む2安打5打点。
最高のスタートとなりました!(#横浜優勝)
そんな中、海の向こうのメジャーリーグから「素敵なお話が…」
先日引退を発表したイチロー選手の同僚の、ディー・ゴードン選手が、イチロー選手に感謝を伝える全面広告を地元紙シアトル・タイムズに掲載したという話です。
読ませてもらいましたが、ただ、ただ、感動です。
こんなに素直に、感謝、そして愛情を表現できることに…
私たちも、好きな人に、こんな風に伝えられたらと…思います。
(以下、朝日新聞デジタルから)、
親愛なるイチローへ
まず最初に、私の素晴らしい友達で、今でも一番好きな選手でいてくれてありがとう。
私が野球を始める前、「自分みたいに痩せた選手がいるんだ。だったら自分も出来るはず!」と思いながら、あなたを見ていたことを覚えています。
あなたは、私が野球を始めるきっかけを作ってくれました。
あなたは、エイボン・パークに住む少年のアイドルでした。
野球のテレビゲームの選手に、あなたにちなんだ名前をつけたこともありました。
2004年、ヒューストンで開催された球宴で初めてあなたと会いました。午後3時ごろ、父とグラウンドに出たら、あなたはすでにウォームアップをしていましたね。
球宴なのにですよ!? そんな選手、あなた以外にいませんでした。
パワーヒッター全盛期のなか、あなたは自身の信念、そしてなにより、あなたを作り上げた文化に忠実でした。他の選手より、身体が小さくても、なんだって出来る!
あなたは、そう教えてくれました。
そして2012年。ドジャースがシアトルに遠征したときのこと。
私は遊撃のポジションから、あなたの動きをずっと見ていました。
あなたの通算安打の積み上げにも貢献しましたよね。
あなたに夢中になって守備に集中できなかったのです(ドジャースのみなさん、ごめんなさい。でもイチローだもん。わかるよね?)。
翌日、あなたはヤンキースに移籍してしまいました。
ショックでした。
でも2015年、私がマーリンズに加入すると、数日後、あなたもやってきたのです!
興奮しました。「イチローと一緒に野球ができるなんて、マジかよ? 俺が?」と。
あなたに会いたくて、ジュピターに予定より早く向かいました。
あなたにドキドキしながらあいさつすると、「君の助けになるよ」と言ってくれましたよね。うれしかったです。
「オレは“イチ”と一緒にプレーしたんだぜ! エイボン・パーク出身のオレがだよ??」。私の自慢です。
この5年、あなたの存在が私にとってどれだけ大きかったのか、みんな分かっていません。
イチ。これまで、私の人生にはうれしいこと悲しいこと……いろいろなことがありました。でも、あなたの友情はまったく揺らがなかった。
いつだって私のそばにいてくれた。
私が不当な扱いを受けたときだってね。
あなたへお礼を伝えるのに、ツイッターやインスタグラムは適していないと思いました。
だから、わたしはこういう形であなたへの気持ちを表現しました。
あなたの友情、教えがなかったら、そしてあなたが“秘密”を教えてくれなかったら(誰にも言わないよ)、いまのディー・ゴードンは存在しません。
愛しているよ、ブラザー! あなたはいつまでも、私の人生の一部です。
これからもオフの日は、私と一緒に打撃練習をしてくださいね。
それが出来なくなることは、さびしいから。あなたを頼ることが出来なくなることも。
あなたのブラザー
ディー・ゴードン