婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

インドネシアの生活

私が初めて夫と住んだ海外は、インドネシアのジャカルタです。

それまでは「インドネシアってどこ?」「何語でしゃべるの?」というレベルだったのですが…
夫の会社で赴任前に奥さんのための語学教育を何回かやってもらい、そこで生まれて初めて「インドネシア語」というものに触れ、「インドネシアの生活とは?」というものを教えてもらいました。

 

今では「JKT48」もいるくらい、身近に感じることができるインドネシアですが、私が住んでいた1999~2002年頃は、アジア通貨危機の後で、あまり治安が良くないと言われていた時期でした。

そういった不安もありましたが、初めて降り立ったジャカルタは、想像していた以上に、中心街のビルやショッピングモールが、日本より立派で華美で驚きました。
もちろん、東南アジアらしい、雑多なごちゃごちゃしたところも多く「異国」を強く感じさせる場所も多くありましたが・・・。
でも街のインドネシアの人たちの笑顔を見ていると「どこか懐かしさ」を感じさせてくれ、癒される気持ちになったのを覚えています。

 

東京の結婚相談所イー・マリッジ 婚活ノート。海外駐在員の婚活 インドネシア

【ジャカルタの家】

駐在員が家族と住むのは「アパートメント」( 日本のマンション)がほとんどでした。
それぞれの会社の規定で家賃は違いますが、どこの駐在員の方も家族で住んでいるアパートメントは、プール やテニスコートがついていて、200㎡ぐらいはある2~3LDK。
日本の東京では、なかなか考えられないぐらいの広さの家です。

私が住んでいたのは「Pondok Indah」(ポンドックインダ)という場所で、ジャカルタ日本人小中学校に比較的近く日本人駐在員も多く住んでいる地域でした。

アパートメントの前には、ゴルフコースがあって、リビングの窓からティーグランドがちょうど見えて、ティーショットを打つゴルファーの姿をよくみていた記憶があります。

近くには、「ポンドックインダモール」というショッピングセンターや、ジャカルタでは多い「Hello」という高級スーパーもあり、生活するのは便利な場所でした。

 

【お手伝いさんと運転手】

日本から来たばかりの奥さんが、ジャカルタの生活で、日本と最も違いを感じるのは「お手伝いさん」Pembantuプンバントゥーと「運転手」Sopirソピールがいるということです。

決して「義務」というわけではないのですが、外国人のほとんどの家庭は、お手伝いさんを雇っていました。お手伝いさんの仕事は、掃除・洗濯・炊事・子守等で、住み込みの人もいれば、通いの人もいました。

うちに来てもらっていたお手伝いさんは、平日は住み込みで、週末に実家に帰るという22歳の女性。
うちの場合、基本、私が食事を作っていたので、掃除・洗濯だけをしてもらっていましたが、たまにランチにナシゴレン(チャーハン)やソトアヤム(チキンスープ)などのインドネシア料理を作 ってもらったりしてました。

駐在員の家庭によっては、なかなかお手伝いさんと上手くいかないという悩みも多く、何人かお手伝いさんを変えたという話もよく聞かれました。

私の場合は運良く、とてもいい人で、彼女が風邪を引いて熱を出したときは、見よう見真似の、インドネシア風野菜スープを作って飲ませたりもしました。長く一緒に暮らしていると、まるで妹(娘?)のような気持ちになったのを覚えています。

また、ジャカルタは、外国人の奥さんが歩いて出かけたり、バスに乗ったりするのは治安上難しかったので(たぶん今も)家庭車というものがありました。
会社によって違うと思うのですが、自分で車を購入もしくは会社から貸与(会社によっては何人かでシェア)されて、奥様専用の車を持っていました。
私の場合は、自分で購入しました。
(インドネシアの場合は、3~4年乗っても中古車価格があまり落ちないという事情がありました)

また、日本みたいに自分で運転することはまず不可能なので、運転手を雇っていました。
なので、我が家には、夫の会社の車と、私専用の車、それぞれの運転手が一人づつ、そしてお手伝いさんという、メンバー構成でした。

 

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【ジャカルタの駐在妻生活】

お手伝いさんと運転手。なんとも日本では信じられないような恵まれた生活なんですが、それはそれで当たり前になってくると、人とは贅沢なもので、少ない日本人同士の人間関係だったり 、お手伝いさんとの問題だったり、悩みや不満を持ってきたりします(ホント!贅沢です。スミマセン…)

そんな中、多くの奥さんが趣味としてやっていたのが「ゴルフ」です。当時ゴルフの料金はジャカルタの名門コースと言われるところでも、平日は1,000円以下。
(ありえない料金ですよ ね。今は相当高くなっていると聞いています)

キャディーさんも一人に一人づつ付くのが当たり前なので、初心者でも、自分でボールを探したり、クラブを取りに行ったりすることがないので、もたもたすることがなく、余裕を持ってプ レーできていたのではと思います。(ホント、贅沢でスミマセン!)

他には、バリダンスのサークルに入ったり、インドネシア語の教室に通ったりしていました。

もし、お手伝いさんが日本料理を作ることが得意だったら、本当に奥さんは、家事を何もすることがありません。
本当に「素晴らしい生活」「贅沢な生活」だと思います。こんな経験は駐在したからこそだと思います。

ですが、この時の経験が、私のこの後の海外生活に強い影響与えました。
確かに「素晴らしい」「贅沢な」生活なのですが、この生活に甘んじてはいけないなと、つくづく感じました。

時間があるからこそ、自由がきくからこそ、ここで「何か少しでも意味のあることをしなければ」と思うようになりました。

【インドネシアの休日】

インドネシアはイスラムの国なので、毎年ラマダンという断食月があり、それが終わるとレバランという断食月休みがあります。(日本人は断食月も、ごはん食べますよ!)

大抵は日本に一時帰国する人が多いのですが、その期間を利用して、東南アジア各国や、オーストラリアなんかに旅行に行く人も多いです。

そのような長期休みでなくても、土日にプラス1日ぐらいの休みをつけて気軽に行ける旅行先が「バリ島」。

ジャカルタから飛行機で1時間半。東南アジアには多くのビーチリゾートがあり、それぞれ良さを持っていますが、やはり「バリ」は、バリならではの趣や文化を持っていて、本当に素晴らしくて癒される場所です。(初めて赴任した国のリゾート地ということもあるので思い入れが強い?です)

他には、ジャワ島中部の「ジョグジャカルタ」も人気です。世界遺産として有名な「ボロブドゥール」が必見です。私が行った時は「アマンジオ」というホテルに泊まりました。

当時、高級リゾートホテルの先駆けのような存在だった「アマングループ」のホテルはバリにもいくつかありましたが、インドネシアの在留ビザを持っているとほぼ半額で泊まれるという特典がありました(今もそうか分かりませんが…)

 

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