婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

自分という「本質」を愛して欲しい

 

誰もが、自分自身=「本質」を見て、知ってもらって、好きになって欲しい。

そう、考えているのだと思います。

見た目や、職業や、バックボーンといったものではなく、「自分」という、本質の部分を…

 

 

人が人を好きになるのは、その相手の「本質」に触れて、知って、そして共感を持つからです。

学歴や職業や収入等といった「条件」の部分は、所詮付加価値にしかすぎません。

 

 

だとしたら…

なぜ、 結婚相談所のプロフィールには、そういった個々の条件(学歴・職業・収入等)の欄があって、それを記載しなければいけないのでしょうか?

 

「せいぜい、写真と、年齢と、自己PRぐらいで十分じゃないか!?」

そういった考えも正しいのかもしれません。そんなものは「結婚」には必要はないのではないか、

昔ソニーが…学校名を伏せて入社試験をしたように…

 

 

ですが、現実的なことを言うと、そういった「条件」の部分も、実際に会う前に「お見合い相手を選ばなければいけない」結婚相談所での婚活では「一つの要素」になると、言わざるを得ません。

「結婚」というものが、経済の結びつきであり、子どもを作り、育てるといったことを目的の一つとしている人もいる、ということも事実です。

ですので、実際に会う前であればなおさら、そういった「条件」の中から人から選ぼうと考えるのも、致し方ないことなのかもしれません。

 

 

ですが、その条件さえよければ、その相手を好きになるのか、結婚したいと思うかは、全く別の話です。

少なくとも私は、結婚相談所で「条件が良い」という理由だけで、結婚に至ったという人を見たことがありません。

本気で幸せになりたいと思って婚活をしている人たちは、そんなに浅はかではありません。

 

 

小説やドラマ?のように、偶然に街角で出会い、相手のことを何も知らないまま、恋に落ち、結婚する。そういったことは、現実には、なかなかありません。

お見合いだけだとしても「どんな人なのか?」ということを、出来るだけ事前に、知っておきたいと思うのが人情です。そして、それは、「安全な婚活」ということも繋がってきます。

 

 

ですので、特に、プロフィールの「自己PR」は、どれだけ自分の「人物像」が伝えられるか、自分というものを具体的にイメージさせられるか、という視点を持って書いてください。

 

人は、最後は必ず、その人の「本質」を見極め、好きになります。

学歴や職業や収入等といった「本質ではない部分」が優れているからといった理由で好きになることは、本来ありえません。もし、それが理由で「好き」と感じるのなら、それは「錯覚」かもしれません。

 

結婚した後に、その「錯覚」に気付いて、不幸な結果になる人も少なからずいらっしゃるのだと思います。