婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

Merci beaucoup

 

昨年の7月に我が家にやってきた、黒いトイプードルの「あゆん」が、ヒートを迎えました。

 

生後11ヵ月になろうかとしていたところだったので、少し遅いかな~と気にしていたのですが…何よりです。

 

元々、飼ったときから、避妊手術をすることは決めていました。

 

ドッグトレーナーの先生から、ヒートを迎えた後に手術した方が、一度は「大人」という意識が芽生えるかもしれないので…というアドバイスをいただきました。

 

獣医の先生からは、できれば、手術は初ヒートの前の方が、将来のホルモンの働きに関係する病気の発生リスクがより抑えられるのだけど…とも、言われたのですが…

 

最終的には、夫婦で話し合って、ヒートの後に避妊手術をすることに決めました。

 

「どちらにするのか」についてもそうですが…、
手術をすること自体、人間側の都合、エゴかもしれません。
何が正解で、「あゆん」にとって何が幸せなのかは… ほんとうのところは、分かりません。

 

でも、それは、自分たちが、すべて負わなければいけない責任だと思っています。

 

 

一昨日ぐらいからは、発情前期から発情期に入った兆候が見られるようになりました。

 

散歩をしていたら、少し前を歩いてた、同じトイプードルの子がやたら、こちらの方を振り返り、立ち止まり、飼い主さんも困っているようでした。

 

もしかして、これって?「フェロモン」というやつを、出してるの?あゆんが…?!

 

 

家の中では、なんだか、落ち着きがなさそうにしてたり、マウンティングしたり…

 

そんな姿を見て、夫は、

「お~!あゆんも大人になってきたんだな!」と、無邪気に喜んでいるのですが…

 

 

同じ女性?の私からすると、なんとも言えない複雑な気持ちもなくはなく…

 

でも、そういった、本能の部分。

そこに苦しみや、葛藤を感じ、大人になっていくものなのかな、という気もします。

それは、人も同じなのかと…

 

 

 

実は、初めて飼う犬を「黒」にした理由は、

尊敬するフラワーアーティストの先生の愛犬が黒色だったからです。

 

10年前に、その先生のパリのアトリエにお伺いしたときから、その黒い犬はいました。

レッスン中は、静かにソファで寝ていて、終わると「お疲れ様!遊んで!」という感じで寄ってきます。

 

「犬って、こんなに賢くて、可愛いいんだ」と、当時、犬にあまり縁がなった私が、いつか犬を飼ってみたいという気持ちにさせてくれたのが、その子でした。

 

昨日、その子が亡くなったそうです。先生の膝の上で、息を引き取ったそうです。

 

 

いつかは、あゆんにも、その時はおとずれるはずです。

 

あゆんが、今ここに存在している理由になった、先生のその黒い犬。

 

その子と同じくらい幸せな生涯が過ごせるよう、努力していきたいと思います。