婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

高望みする人は結婚できないのか?

 

結婚できない理由は、

 

「高望みしているからです」

 

 

世間一般で、よく言われる結婚できない「理由」です。

 

確かにそれは、正しいとも言えますし、そうでないとも言えます。

 

 

女性が男性に求めるものは、

年収1千万円以上、有名大学卒、身長175cm以上、イケメン、優しい人等々

 

男性が女性に求めるものは、

可愛い人、包容力がある人、知性がある人、感情の起伏が激しくない人等々

 

別に、そういったことを結婚相手に求めることは、間違ってはいないと思います。

むしろ妥協しないで、おおいに求めていくべきです。

 

ですが、一つだけよく考えてもらいたいことは、

それら「すべて」を望んではいないか?ということです。

 

よく、結婚相談所の入会説明時に、そういった質問をすると、大抵の人は、

「そんなことはないです」

と答えられます。

 

本当にそうであれば、問題ない=結婚できるのですが…

 

「高望みしている」と言われる人は、往々にして、そのすべて、もしくはその多くを望んでいる人です=結婚できない人。

 

 

あたりまえの話ですが、世の中の全ての男性が、年収1千万円以上でも、高学歴でも、身長175cm以上でも、イケメンでも、優しい人でもありません。

 

よくテレビのコメンテーターが「今〇〇歳の人が結婚できる確率は〇〇%」と言っていますが、そういった「確率的」な言い方をすると、その条件にすべて合った人が世の中に「存在する確率」ですら、天文学的な数字です(すべての条件の掛け算になりますので)。

 

ですので、結婚できるどころか、出会うことすら奇跡です。

 

それでも「きっと、どこかにいるはず…」と、なんだか、思ってしまうのかもしれません。

 

 

例えば、「年収1千万円以上」、「高学歴」という2つの条件だけは絶対!と考えている人であれば、なぜ?結婚相手に「年収1千万円以上」が必要なのか?なぜ「高学歴」が必要なのか?ということを、もう一度考えて欲しいのです。

 

そりゃあ、収入が高い方が、幸せな生活が送れそうだし、学歴が高い方が、人に自慢できるし、賢い子供に育つかもしれない…

 

でも、それが本当に「今」MUSTなことですか?

 

収入は今の時点では低くても、これから上がっていくかもしれないですし、逆に会社の業績が悪化したり、何かしらの不遇を受けたりして、下がるかもしれません。

 

たとえ親の学歴が高くても、子どもが賢くなるとは限りませんし、実際に結婚した後に、夫や妻の学歴を言わなければいけない機会が一体どれだけあるでしょうか?

 

 

また、性格や価値観といったものでさえ、他に好きなところや、尊敬できるところがあれば、補っていくことができますし、結婚生活を送っていくうちに、近くなっていくものです。

(逆に、最初は合っていると持っていても、違ってくることもあります)

 

何かを高望みすることは構いません。ですが、すべてを一緒くた、に望んでも、いたずらに結婚できる「確率」を0%に近づけるだけです。

 

 

お相手に望むことの、優先順位をつけ、取捨選択することが、本当に「自分が望む結婚」ができる確率を上げることになります。

 

同じ「高望み」でも、そういった考え方ができた上での「高望み」であれば、結婚できないということはないはずです。