婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

ベストな選択肢は一つだけではない

 

早くも1月も残りわずかですが、世間では本格的な受験シーズンに突入しています。

 

昨日、イー・マリッジの医師の男性会員様とカウンセリングをおこないました。

入会して2ヵ月で、何人かの方とお見合いをし、交際にも進んではいますが、まだ真剣交際までの決め手までは持ててはいないという状況です。

 

そんな中、その会員様から、大学受験の頃のお話を聞かせていただきました。

この季節になると、その時のことをよく思い出されるそうです。

 

ご本人は、1浪して合格されましたが、当時、医学専門予備校に通っていて、同じように勉強していた予備校生の中には、5浪、6浪されている方、一度社会人となって、40代でもう一度医師を目指し再受験される方など、普通の予備校では中々出会えない方々がいらっしゃったそうです。

「自分は、何とか1浪で済んでよかったけど、運が悪ければ、何年も浪人をしていたかもしれない」「医学部受験は、一度始めたら受かるまで、何年も、なかなか諦めることができなくなってしまう」とのことでした。

 

確かに、医学部以外なら、少し系統は違うけど、別の学部、別の学科も受けてみようか?と選択肢を広げることができますし、将来なりたい職業があったとしても、絶対に、その学部、学科を卒業しなければ、その職業に就けないということは少ないと思います。

ですが、医師だけは医学部を卒業しなければなれません。

また、医師を目指す人の多くは、子供のころから、ずっと、そう考えていた人も多く「それ以外の世界は考えられない」と思い込んでしまうことも多いそうです。

 

ですが、ご本人がおっしゃるには、自分は運よく医師になれたからかもしれないけど… 社会に出て、色々な人を見て、色々な経験をしてみると、医師という職業でなかったとしても同じくらい誇りを持てて、幸せを感じられる「他の選択肢」も沢山あったんだな、と、最近になってそう思われることがあるそうです。

子供の頃からの夢を叶えられ、だれからも尊敬される医師と言う職業になれたからこそ、余裕をもってそう思えるのだろう…とも思いますが、それでも、そんな人でさえ、他の生き方を想像され、違う道もあったのでは…?と、若干の後悔も混じった、そんな夢を持たれる…

 

なんだか、お話を聞いていると、恋愛や結婚も似ているな…と感じました。

 

結婚相談所でも「絶対にこういう条件の人と結婚したい」と頑なな理想を持って婚活をされている方もいらっしゃいますし、交際が終了したお相手を引きずって、なかなか、新たなお相手に目を向けられないでいる方もいらっしゃいます。

確かに、そういったお気持ちもわからなくもないのですが…、
ですが、職業の選択と同じように、婚活においても、決してベストな選択肢は一つだけではないはずです。

ましてや、その本当の成否は、実際に結婚して、そのあと何年も経ってから分かってくるものです。
医師になる、ならないよりも、もっと、先が見えないものです。

 

「絶対にこうじゃなければ幸せになれない」ということは、婚活にはないのだと思います。

今、ベストだと信じていることだけが、唯一のベストではなかった。

多分人生にはそんなことが、沢山あるのではないでしょうか…

 

 


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